風「Windless blue」(1976年)
風のファーストアルバムを気に入って、次に購入したのがこの3rdアルバム。
期待に胸を膨らませ針を落とし、音を聴いた瞬間あまりのカッコ良さに仰け反った。
全体を通して、各楽器の音がめちゃくちゃ良くて、演奏部分はまるで洋楽を聴いてるよう。
1976年にこのクオリティは凄い!
自分もそうだったけど、風、伊勢正三=22歳の別れ、という固定概念が強過ぎて、後追い世代にこの素晴らしいアルバムが認知されていないのが残念。
という訳で気になった曲について一言。
A①ほおづえをつく女
ファーストに感じられたフォークっぽさは全くなく、ロック、骨太なんだけど洒落ていて汗臭くないタイプ、スティーリー・ダンを思い浮かべた。
演奏がとにかくカッコ良い。
ギターの音色、伊勢さんの声。ハードボイルドな曲調なのでソウルフルなボーカルだと汗臭くなってしまうけど、伊勢さんのボーカルだととてもクール。
日本のロック史に残る名曲です。
A②夜の国道
大久保さんのボーカル。
アーバンなAORという雰囲気。
この曲のみ、ドラムが市原ヤスシ(御免なさい、存じ上げない)で硬くタイトなドラムがカッコいい。
A③3号線を左に折れ
伊勢さんのボーカル。サビのメロディが切なくてグッとくる。ドラマチックなアレンジが良い。
A④旅の午後
大久保さんのボーカル。明るく開放的な曲で大好き。
B①アフタヌーン通り25
異国情緒漂うアレンジが印象深い。これも大好きです。
B④君と歩いた青春
タイプでいうとファースト収録の名曲「海岸通り」。
同じようにドラマチックなアレンジでグッときます。