郷土史とアナログ盤の日々

苫小牧からです。 郷土の歴史に興味があり、あちこち巡っています。 巡った場所や調べたことなど整理したいと思いブログを始めました。 その他、大きな愛情を持って楽しんでいるレコード、アナログ盤についてもちょっと触れたりしています。

Paul Davis「Southern tracks and fantasies」(1976年)

f:id:sugi0144:20200705235900j:image

購入したのは20年くらい前。

当時アメリカ南部発祥のスワンプロックと呼ばれるジャンルに興味があり、中古レコード店でそれらしい品物を物色中、全く知らないアーティストなんだけどなんだか不思議な南部テイストを醸し出すジャケットに惹かれて購入。

家に帰って聴いてみたところ、南部っぽさを漂わせながらも洗練されたメロディやアレンジがまさに僕のツボでした。

ポールデイビスAOR界隈のアーティストとして80年代にはいくつかヒット曲を出しており、後に僕も彼のアルバムを何枚か購入したのですがこのアルバムが1番好きだし、クオリティも高いと思ってます。

このアルバム、ネットで検索してもあまり情報がなく、まさに"知る人ぞ知る"1枚。

自分だけが知っているという優越感を感じる一方、共通の話題として語れる人がいないのは寂しい(笑

僕的にはA面が圧倒的に好きで、特にA①のSuperstarにこのアルバムの特長が凝縮されていると思ってます。

南部っぽいリズムにAOR的な洗練されたメロディがとてつもなく気持ちいい。

https://youtu.be/-0svdsXcIiw

A② Medicine womanもアダルトな雰囲気で良い。

https://youtu.be/RqaUzpd9n9g

A③ Teach me how to rock&roll 

A④ Reggae kinda way はラテンやレゲエのリズムで始まり南部っぽいロックンロールなサビへ展開。この辺の雰囲気はレオンラッセルをイメージさせる。

A⑤ Thinking of you 雰囲気はカントリーなんだけどこれもメロディが洗練されているんだよね。

https://youtu.be/59JFQl9JtNs

AORとかロックとかカントリーとかジャンル分けしづらいからといってスルーされてしまうのも勿体ない。

混ぜ合わせこそが音楽の醍醐味なんだから。

もっと聴かれるべきアルバムです。

あとやっぱりジャケットがとても好きです(笑