郷土史とアナログ盤の日々

苫小牧からです。 郷土の歴史に興味があり、あちこち巡っています。 巡った場所や調べたことなど整理したいと思いブログを始めました。 その他、大きな愛情を持って楽しんでいるレコード、アナログ盤についてもちょっと触れたりしています。

苫小牧 錦岡 石碑巡り②

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篤農作田翁之碑(昭和3年建立)

f:id:sugi0144:20200502092858j:image(2020年4月1日撮影)

めっちゃ自宅から近いのに今まで全く気づいてなかった碑。

1909年(明治42年)錦多峰地区の入植者第一号として開墾にあたり、昭和2年に亡くなった作田高之助の功績を称え、当時の苫小牧農事実行組合有志が建立した。

当初は錦多峰川を挟んで西側の現三星店舗付近にあったが区画整理事業により現在地に移設された。

なお、現在地もただいま道路工事中であり、今後移設される可能性が高い。

f:id:sugi0144:20200502093824j:image(2020年4月28日撮影)

②川村嘉市翁碑(昭和28年建立)

f:id:sugi0144:20200502094259j:image(2020年4月1日撮影)

場所は錦岡小学校敷地内。

碑の大きさに対し台座の巨大さが目を惹く。

錦岡小学校の前身は明治23年、覚生の海岸に創立された覚生尋常小学校

大正11年に現在地に移転。昭和28年の校舎新築の際に現在地を寄贈してくれた川村嘉市翁への感謝を込めて、学校とPTAが建立した。

川村嘉市は大正6年に錦多峰に定住、網元として川村漁場を設けたが漁場の衰退を受けて、商店を営んだり砂利の採取権を取得し事業を営んだ。錦岡地区の発展の先駆者として率先奔走した人物。

なお、この碑、碑の真正面に物置が置かれており正面からの撮影は不可。

f:id:sugi0144:20200502142647j:image※物置のある方が碑の正面。

なんでこんなところに物置を置くのかと唖然とします。

 

冒頭のMAPには、以前に取り上げた御駐蹕之蹟と馬壢神の場所も入れましたので、興味ある方はぜひ現地を訪ねてみて下さいね。